火垂るの墓における都市伝説と意外な裏設定

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火垂るの墓における都市伝説と意外な裏設定について考察

あなたは火垂るの墓についての都市伝説を聞いたことはありますか?
この都市伝説や裏話を読めば衝撃を受けたり、そう思いたい事柄だったりと色々です。
ジブリ関連アニメやディズニーシリーズの都市伝説も掲載していきます。
聞いた覚えもあるお話や初めて聞く裏話など多数紹介していきます。

今回はスタジオジブリが手掛けた、火垂るの墓の裏話です。

火垂るの墓は、ジブリが手掛けた戦後のストーリーです。
胸にジーンっと来るにもかかわらず、都市伝説と化している場面があります。
今回はその都市伝説について考察しつつ、火垂るの墓の裏話について紹介します。

火垂るの墓は、終戦をテーマにした数少ないアニメ作品です。
一部テレビ局で時々再放送しているところもありますが、同時に多くの都市伝説を残しています。
今回はその都市伝説と火垂るの墓の裏設定について考察した内容を紹介します。

火垂るの墓のあらすじと世界観について


火垂るの墓は第二次世界大戦末期における日本の兵庫県を舞台に主人公清太とその妹の節子の生きざまを描いた物語となっています。
二人は神戸大空襲で家と母を失い、父方の親戚のもとへ身を寄せることになったのです。
しかし、親戚の態度が日に日に変化し、二人を邪魔者扱いして居心地が悪くなり、清太は節子を連れて家出を決意したのです。
太平洋戦争の末期、二人は生きていくために、戦争のあおりを受け奔走する日々を送ることになります。

火垂るの墓で登場する意外な裏設定とは

火垂るの墓でにわかにささやかれている有力な裏設定として、火垂るの墓のポスターが挙げられます。
このポスターの明度(明るさの度合い)を上げると、なんと雲の隙間からアメリカ軍機のB29が顔をのぞかせていることがわかります。
明度が通常の状態(映画などの宣伝で一般的に配っているもの)であれば、丸い光が生き物の「ホタル」を連想させ、清太と節子の兄弟の絆を祝福するような存在に見えるのです。
しかし、太平洋戦争で多くの日本人が亡くなってしまうほど驚異の存在として登場するのがB29です。
この爆撃機は日本の大都市に焼夷弾を落とし、火垂るの墓の舞台となった兵庫県神戸市あたりも例外ではありません。
B29が登場すると、丸い光は「ホタル」ではなく、焼夷弾そのものか、あるいは焼けている建物の火花のいずれかに変化して認識せざるを得ません。
清太の険しい表情がポスターから読み取れます。
ポスターに爆撃機が1つあるだけで、見方が180度変わってしまいますね。

火垂るの墓における都市伝説と意外な裏設定

火垂るの墓の都市伝説4選


火垂るの墓では、ささやかれている都市伝説がいくつもあります。
その中から主な4つの都市伝説について取り上げ、紹介します。

節子の死因は栄養失調ではない!?

火垂るの墓の中で節子は清太と共に親戚のおばさんの家を飛び出してから、お米や野菜など満足いく食事が取れていませんでした。
そのため、栄養失調で亡くなったとされています。
しかし、それが事実ならむしろ兄である清太も節子とほぼ同時に栄養失調で亡くなっていても不思議ではありません。
亡くなった原因としてささやかれているのが、節子の左目に入った有害物質の雨粒です。
当時、空襲の影響で軍需工場の出火し、大量の有害物質を排出していました。
栄養失調で体の免疫力が落ちていた節子に、体に悪い有害物質が目を通して体内に取り込まれると、それが原因で体調が悪化してもおかしくはありません。
実際に左目をしきりに気にするシーンがありました。
つまり、栄養失調による死は間接的な要因であり、主要因は有害物質を体内に取り込み、当時は病院などが機能していなかったことから、不幸なことに有害物質のせいで亡くなったと推察できます。

「火垂るの墓」の内容はすべて幽霊となった清太が見せる回想

冒頭で清太が衰弱死するシーンがあり、幽霊となって節子のことを想う場面があります。
火垂るの墓はそのシーンの後に、事実上の本編が始まるので、一連の出来事はすべて幽霊となった清太の回想であることが推察できます。
清太の強い想いが、「火垂るの墓」というあの日あの時の出来事を作り上げたと言っても過言ではありません。

亡くなった節子は謎の列車に乗って異世界へ行った!?

清太より先に亡くなった節子は、幽霊となってさまよった結果、知らないうちに異世界へ行ってしまい、そこで兄の清太を待ち続けているというのです
幽霊にしか乗れない列車があって、その列車が異世界と結ぶかけ橋となっているのであればなおさらです。
それを裏付ける要素として、千と千尋の神隠しに登場する「沼原駅」におかっぱ頭の少女が登場します。
その少女こそが節子だと言われています。
幽霊になったことで、違う世界に行ける能力を持ったとしても不思議ではありません。

家出した清太はメンタル的に弱い?

親戚のおばさんの家にいましたが、扱いがひどくなり、耐えられなくなって節子と一緒に家を飛び出したのです。
清太は節子のことを思っての判断だったかもしれませんが、この時代は食べるもの以外に住む場所を得ることがとても困難でした。
清太が節子のことを思うなら、「自分が働きに出てなんでもするから節子のことは悪くしないでくれ」とおばさんと交渉できたはずです。
家出した清太を支えていたのは節子の存在でしたが、節子が亡くなると、自分の不甲斐なさに涙を流したのです。
清太が衰弱死するに至ったのは、節子という精神的な支柱を失ったことが要因として挙げられます。
つまり、精神的なダメージを負い、立ち直れず生きる気力を失ってしまったのです。

火垂るの墓 都市伝説 まとめ

火垂るの墓は太平洋戦争末期の兵庫県を舞台に、清太と節子の軌跡を描いた物語です。
上記で紹介した裏設定を知ることで火垂るの墓を違った視点で感じとることができます。
また上記で説明したような都市伝説が多くささやかれており、都市伝説を意識しながらもう一度この作品を見ると、楽しめるかもしれませんよ。

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