ハウルの動く城の都市伝説 裏話
ハウルの動く城の都市伝説 裏話について紹介
あなたはハウルの動く城についての都市伝説を聞いたことはありますか?
この都市伝説や裏話を読めば衝撃を受けたり、そう思いたい事柄だったりと色々です。
ジブリ関連アニメやディズニーシリーズの都市伝説も掲載していきます。
聞いた覚えもあるお話や初めて聞く裏話など多数紹介していきます。
今回はスタジオジブリが手掛けた、ハウルの動く城の裏話です。
ハウルの動く城は千と千尋の神隠しの後に公開された宮崎監督のジブリ映画です。
今回はその都市伝説について考察しつつ、ハウルの動く城の裏話について紹介します。
ハウルの動く城のあらすじと世界観について
ハウルの動く城は、魔法と中世ヨーロッパの国々のファンタジーな雰囲気をかもし出した世界観を有しています。
帽子屋で働いていた18歳のソフィーは、ある日のことたちの悪い兵隊にしつこくナンパされ困っていたところ、通りかかったハウルに助けられました。
しかし、ハウルを追っていた荒地の魔女にハウルの協力者と疑われ呪いをかけられてしまうのです。
なんとソフィーは90歳の老婆に姿を変えられてしまいました……。
ソフィーは呪いを解いてもらうために、「ハウルの動く城」と出会い、ハウルと行動を共にするのでした。
その過程でハウルの「弱さ」に触れ、ハウルとの絆を深め、ソフィーは無事に呪いが解けて元の18歳の少女の姿に戻れるのかどうかか見所となっています。
ハウルの動く城の裏話とは
宮崎監督はハウルの動く城の原作にはない戦争のシーンを取り入れた理由として、「戦火の恋を描きたかったから」だそうです。
二人は普通に出会ったのではなく、お互いがお互いを必要とする場面が欲しかったからなのかもしれません。
原作では2作目で二人は結婚し、3作目では二人の間に子供が生まれています。
また宮崎監督がソフィーについて、「ある魔法使いの女の子の物語ではなく、自分自身の問題としてとらえ、意思を持つことができるのかが大事だ」と言っていたそうで、ソフィーが「生命を吹き込む魔法」が使えることを曖昧にし、ソフィーがどのような行動をとるのか、に注目を浴びせたかった狙いがあるとされます。
ハウルの動く城の都市伝説3選
ハウルの動く城には都市伝説が多数あります。
その中からこちらで3つの都市伝説を取り上げて紹介します。
どうしてソフィーの「呪い」は解けたのか
映画終盤でおばあちゃんだったソフィーが、だんだん若くなっていくシーンがあります。
元々は荒地の魔女のせいで、おばあちゃんの姿に変えられたわけですが、残念ながら荒地の魔女は呪いを解く方法を知りませんでした。
呪いをかけた本人が知らないとは少々残念に思えますが……。
普通に考えると、RPGなどでは呪いをかけた張本人を倒す(殺すとか封印するなど)と呪いが解ける設定になっていることが多いです。
映画では荒地の魔女を殺すようなシーンは見受けられませんでした。
では、なぜ若い姿を取り戻したのかというと、ざっくり言えば「ハウルを本気で好きになったから」です。
もう少しかみ砕いて説明すると、若々しい恋心がソフィーの心を映したことで、姿が若々しくなりました。
つまり、荒地の魔女がソフィーにかけた呪いというのは「ソフィー自身の内面を外見に映し出す呪い」ということです。
ハウルと出会うまでのソフィーは、自分の容姿に自信がなく、かわいいとはほど遠い状態でした。
また自分のことを美人とは思っておらず、「私は掃除ができるくらいしか取り得がないし、年寄りのいいとこは無くすものが少ないことよ」という自虐的なことを言っていたことから、この時のソフィーは実年齢が18に大して心の年齢が70以上のおばあちゃんだったことがうかがえます。
ハウルと出会ったことで、実年齢に応じた恋をしたことで内面が反映され若い姿を取り戻したと言えます。
ハウルとソフィーは死亡する?
映画ではハウルとソフィーの関係はハッピーエンドという形で幕を下ろします。
にもかかわらず、二人が死亡するという都市伝説が流布されていることについて、その要因がイギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズが書いた「魔法使いハウルと火の悪魔」がモチーフになっていることが挙げられます。
その作品では二人は最終的に死亡して天国で結ばれていることになっているのです。
ジブリとしては、このような悲しい結末を回避して、バットエンドではなくハッピーエンドを選択した構成に変更したと考えられます。
ソフィー最強説の理由
映画版でハウルの動く城で強さを見せているキャラクターとしてハウルが頭に浮かぶかもしれません。
確かにハウルは星の子カルシファーと契約して、尋常ではない強さを手に入れています。
実はハウルよりもソフィーの方がある意味では最強なのです。
上記で少し触れましたが、ソフィーは「生命を吹き込む魔法」が使えます。
つまり、ハウルが戦闘不能状態に陥った時、ソフィーがいれば事実上、生きかえるのです。
またサリマンの魔法で、かかしにされた隣の国の王子をキスしただけで元の姿に戻しているほどですので、ソフィーがハウルの動く城の中では最強と言えます。
さらにハウルとカルシファーとの契約を解除し、ハウルをある意味では自由にすることができたので、ハウルではできなかったことがソフィーにできたことで、そういった要素を考慮しても、ハウルを抜いて最強な存在だと言えます。
都市伝説 ハウルの動く城の裏話 まとめ
ハウルの動く城には上記で紹介した以外の都市伝説もにわかにささやかれています。
この作品では裏話として原作にはなかった戦争のシーンを入れることで、二人の恋に対して重厚さを取り入れていると考えます。
都市伝説の1つとして取りざたされているソフィーの呪いが解けるシーンでは、「自分自身の内面を外見に反映」という解釈をすると、つじつまがあるのです。
もう一度この作品を見る機会があれば、他の都市伝説を同じように検証しながら見ると楽しいかもしれません。