半分、青い あらすじ 37話~39話
半分、青い 37話
”炭水化物要員”と秋風(豊川悦司)から言われた鈴愛(永野芽郁)は、とっさに秋風の原稿を奪い取り、アシスタントにしなければ「このままばらきます」と言い放ちます。
秘書の菱本(井川遥)が「よーしよしよし、おいで、いい子だから」となだめるようとするも、アシスタントを交換条件にして鈴愛は譲りません。しかもセクハラを言いふらしてて対抗すると脅しにかかります。嘘には嘘で対抗するつもりでしたが、ボクテ(志尊淳)が原稿を取り返し秋風に渡しました。
秋風は鈴愛を雇った1番の理由を話します。それはクッションであり潤滑油。才能ある若者8人がいたものの喧嘩が絶えなかったためです。聞こえはいいですが、どちらにしてもハンバーグのつなぎ・パン粉のようなものでした。
「私は帰らん!」鈴愛は引き下がりません。自身に才能があると訴え…「私は秋風羽織にやられた。感動した。私の中の扉が開いた。あきらめたくない。何があっても、すべて、あのときのトキメキから始まっていることを、忘れるものか!」
それは秋風の漫画『いつもポケットにショパン』の麻子のモノローグでした。
秋風は小さな紙が世界のすべてになる漫画家の厳しさを伝え覚悟があるのか確認します。「(覚悟は)ある!」と即答する鈴愛に押され、秋風は試験として”カケアミ”を任せます…。
締め切りは1週間。素人の鈴愛は、スイーツを一緒に食べにいくことを交換条件にしてボクテに教わり懸命に練習します。2時間睡眠の日々。鈴愛は”塩入れた氷みたいな”秋風も犬だけは友達だったと菱本に聞きます。鈴愛は亀が友達の律(佐藤健)を思い出していました。
そのころ、律は隣人の同級生・正人(中村倫也)と「喫茶おもかげ」へいました。その背後にはなんと秋風がいて・・・
半分、青い 38話
律(佐藤健)は、大学の同級生・正人(中村倫也)に誘われて近所の喫茶店・おもかげにやってきました。猫を見に来たはずの女の子になぜかもてる正人。彼によると、もてる理由は律より可愛くない自分がちょうどいい、そして優しいことだと言います。驚くばかりの律。犬を何匹も飼えるのに女の子はたくさんはダメなのかと持論も…。
正人は犬についてはある後悔をしていました。海藤高校受験の際に車に轢(ひ)かれた犬を脇に寄せたことです。実は律がその犬を助けていました。不思議なつながりを感じた2人は握手をかわします。
「ええ話しやあ」とつぶやく律の背後の客は、人気漫画家にして、鈴愛を岐阜から東京に誘った秋風(豊川悦司)でした。感動して2人にアイスをおごる秋風ですが、何やらメモを取っていて…。
その頃、鈴愛(永野芽郁)は秋風からの課題、かけあみのやり方をアシスタントのボクテ(志尊淳)から手ほどきを受けていました。
夜。鈴愛がいない時に、晴(松雪泰子)からの電話を受けた裕子(清野菜名)は「心配で心配で…」と語る鈴愛の母や周りの家族の声に絶句。
その後、裕子は電話の件を鈴愛に伝えるも要件を聞かれません。
鈴愛は「いつも声聞きたいだけなんです。うるさくって」というので裕子はあきれて、甘さを指摘。「カケアミいきなりやらすなんて引導を渡す口実だよ。なあんて実際はチャンスかもしれない」
裕子は自分なら前者と捉えるのに鈴愛はチャンスと解釈することが気に食わない。私できると宣言して取り組む鈴愛に対して「お気楽だよね。人が支えてくれると思って手を挙げる…ちょとカワイイから恵まれて育ってきたんだね。(耳のことで)甘やかされたんじゃない?」とケンカ腰に言って去っていきましたが…。
「言いたいことだけ言ってくな!!」と鈴愛は裕子に飛びかかり、「山ザルのくせに」と大ゲンカに。ボクテが止めに入ってくれました。
夜。鈴愛は調子の良い自分は身に覚えがあって心が痛くなり、久しぶりに笛を吹いてみました。すると「うるさいよ」とボクテに注意されました・・・。
半分、青い 39話
西北大学の1限目は8時20分から。律(佐藤健)は1限の体育を自由選択で弓道を取りました。体育はすべてのが学部合同なので友人の正人(中村倫也)もお付き合い。律にとって高校のときの弓道の交流試合で出会った少女が今も宝石のように輝いています。
一方、鈴愛(永野芽郁)はオフィス・ティンカーベルでいつものように朝の掃除をしようとしていたところ、アシスタントの裕子(清野菜名)が母親と敬語で話す電話を聞いてしまいます。「本当は話したくもない」という裕子。ままはは(継母)なのかと尋ねると、裕子はシンデレラの世界を考える鈴愛を笑いました。
鈴愛は秋風(豊川悦司)に遊覧船・ホワイエを撮るように依頼されましたが、ピンクの海賊船を撮ってきてしまいます。出払っているホワイエを泳いでも撮って来いと無茶ぶり。実は2時間前にオフィスに連絡して裕子の了解を得たのでした。不安になる裕子でしたが、鈴愛は言い訳をせず黙っていました。菱本(井川遥)は若い女性に人気がある船だと助言し、事なきを得ます。
裕子は鈴愛を何度もチラ見する中、秋風は悔しいのか、わざと鈴愛の左側から「岐阜に帰れ」と何度も言います。が、左だとよく聞こえないとやり返し・・・
鈴愛は裕子にピースで合図をしました。手を思わずあげた裕子は口にあててごまかします…。
そのころ岐阜では…律の母・和子(原田知世)は息子が旅立ってさびしさでいっぱい。子供から手紙がくるのはNHKの朝ドラだけ、と晴(松雪泰子)は笑います。
鈴愛は居残りで課題のかけあみを書いていました。そのとき不意に、裕子から丸ペンより線が安定するスクールペンをプレゼントされます。優しくするのも慣れてない裕子は、昨日のケンカはやっかみだったと謝りました。
鈴愛「裕子さん…」
裕子「やだなあ。同い年だし、ユーコでいいよ」
鈴「ユーコ…了解いたした」
裕「なにそれ。面白い。ほかにもある?」
鈴「驚いたときに、ふぎょぎょ!」
裕「ふぎょぎょ(笑)」
鈴「ふぎょぎょ!スクールペンすごい!どちゃくそ描ける」
裕「どちゃくそは秋風先生(笑)」
徹夜して完成したかけあみの絵の中心には男女がいました。秋風を探しに鈴愛は外へ。喫茶「おもかげ」に行くとそこには女性と一緒の律を発見して・・・
【前回と次回のあらすじ、キャスト情報と全話一覧】
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